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インドネシア人の日本留学の歴史

日本には現在約5,000人のインドネシア人留学生が日本の大学等で学んでいるとされています。インドネシア人の日本留学の歴史は、戦前、1930年頃まで遡ることができます。留学生たちは帰国後、両国の橋渡し役として様々な分野で活躍されています。本連載記事は、インドネシア人の日本留学の歴史について、留学生政策史的な視点からご解説いただく内容となっております。

「インドネシア人の日本留学の歴史(全4回)」

第1回 戦時下に来日した南方特別留学生

■戦前のインドネシア留学生とスリカット・インドネシア

■留学生受入れ団体「国際学友会」の設立

■南方特別留学生事業の実施

(1) 現地での選抜

(2) 現地での準備教育

(3) 留学生の来日

(4) 日本での予備教育

(5) 宿舎とその生活

(6) 上級学校への進学

(7) 空襲や原爆による犠牲者

(8) 終戦と帰国

■終わりに

第2回 国交なき時代に日本へ留学した独立戦争の復員学徒

■戦後の混乱のなか帰国した留学生と日本に残留した留学生

■独立直後に日本へ留学したインドネシア政府派遣留学生

■インドネシア政府派遣事業実施の経緯

■インドネシア政府派遣留学生の来日

■インドネシア政府派遣留学生の概要

■スリカット・インドネシアと国際学友会

■当時の留学生受入れ体制の問題点

■インドネシア政府派遣留学生の帰国

■おわりに

第3回 両国の国交樹立後に来日した賠償留学生

■日本とインドネシアの賠償協定の締結

■国際学友会の役割

■南方特別留学生やインドネシア政府派遣留学生とのつながり

■賠償留学生の来日と日本での留学生活

■賠償留学生の宿舎の確保とウィスマ・インドネシア

■賠償留学生の大学等への進学

■帰国後の賠償留学生

■戦後の留学生受入れへの意義

■時代を超えた戦時戦後の留学生のつながり

■おわりに

第4回 先人たちが築き上げてきたレガシーの継承と進化
―日本とインドネシアの教育文化交流の今後の展開について―

■賠償留学生後のインドネシア人の日本留学

■PERSADA の設立

■ASCOJA の設立と福田ドクトリン

■日本留学経験者が設立したダルマプルサダ大学

■1990 年代以降の教育文化交流事業の拡大

■全世界の帰国留学生をつなぐ「帰国留学生総会」の取組み

■帰国留学生会の今後の活動の方向性について

■おわりに

※本PDFは「月刊インドネシア」2022年8月号~2022年11月号にかけて連載された

「連載 インドネシア人の日本留学の歴史 全4回」を、執筆者の平野 裕次 様のご好意により掲載させていただいております。無断転載等はご遠慮ください。

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