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首都ジャカルタ開発史 全4回

インドネシアにおける「都市開発」をテーマにした連載記事です。

「今、インドネシア政府は、カリマンタン島の新首都「ヌサンタラ」に首都移転を目指し、凄まじいス
ピードで建設工事を進めている。ジャカルタは、首都でさえなくなろうとしている。ジャカルタが良く
も悪くも大きな転換点にあるように見える今、この連載では、少し長い歴史的スパンでその開発史を改
めて辿り直してみたい。そのことで、現在のジャカルタの課題や可能性を考える何かのヒントがつかめ
れば、というのが、ささやかな希望である」(首都ジャカルタ開発史 第1回目「世界第二のメガシティ、ジャカルタ」より)。

「首都ジャカルタ開発史(全4回)」

第1回 「鉄道南北軸」を中心に開発された20世紀前半のバタヴィア

■世界第二のメガシティ、ジャカルタ

■チリウン川と鉄道路線に沿って南方へ広がった市街地

■鉄道南北軸沿いには多くの歴史的建造物が

■東京とジャカルタで異なる都市としての「世代」

■歴史の厚みを感じられる街並みがジャカルタの財産

第2回 ジャカルタにおける自動車南北軸の誕生とその継承

■ジャカルタを貫くもう一つの南北線

■スカルノ体制下で進んだジャカルタの都市開発

■「バタヴィア=オランダ植民地時代」からの決別

■賠償事業で進んだジャカルタの大規模建設

■歴史的意義を保ちつつ蘇ったサリナ百貨店

​■二つの南北軸をつないで拓ける新しいジャカルタ

第3回 自動車移動を前提に進んだ「郊外化の時代」

■ジャカルタ周辺に広がる広大な市街地

■自動車南北軸で超一等地となったクバヨラン・バル

■ビンタロ・ジャヤとポンドック・インダ

■高速道路沿いに進んだジャカルタの郊外開発

​■ニュータウン:日本とインドネシア

第4回 「首都」引退後の首都圏のために

■1200枚のテーマ地図からジャカルタを読み解いた『ジャカルタ・アトラス』

■スハルト時代の下絵が完成しつつあるジャカルタ

■自動車交通を標準とした整備が生み出した大渋滞と大気汚染

■民間企業が担ったジャカルタ郊外の大規模ニュータウン開発

■高価格化したニュータウンの住宅

■ジャカルタの住宅難を解決できない民活型のニュータウン

■カンプンを重視する州知事たち

■首都という肩書きが外れたジャカルタの新たな開発史の始まり

※月刊インドネシア2024年5月号~8月号にかけて連載された「連載 首都ジャカルタ開発史 (全4回)」のPDFは、執筆者の新井 健一郎 様のご好意により掲載させていただいております。

無断転載等はご遠慮ください。

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